えらいすんまへん、どんつきで三角座り

自分で云うのも何ですが全然タメにならないブログです

なにげに凄い いや凄すぎる本

いわゆる読まず嫌いでした。ことを始めに言っておきます。

 

コンビニ人間  村田沙耶香  文春文庫


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私のように、この本を読んでなかった人も、存在はご存知なかたが多いと思う。

数年前、芥川賞を受賞し作者もコンビニでのバイト暮らしとのことで話題を集めたから。

 

それで その話題と、タイトル名で

【単なるコンビニでの日常話】なんか、なにが哀しゅうて読まなあかんねん

って いわゆる読まず嫌いな存在だった。

 

ところが 先日 ぶらりと立ち寄った本屋さん。

文庫本の棚で、ふと目に止まってしまったのである。

 

『ほ〜 文庫バージョンが出たのか』って寒い財布でも 手に負える勇気を感じ、

さらに

いずれは芥川賞を狙う自分自身のため、何らかの参考に

と 手にしたのであった。

 

それで 最初の数ページ、

 

案の定!  

 

単なるコンビニでの日常生活な描写が続き

 

【うわ 失敗したやんけ】

 

と云うか、眠気との闘い。

 

けれど せっかく税込み638円もの投資、最後まで読んじゃおう。。。と

 

読み進めたところ

 

いやはや 参りました。

 

単なるコンビニでの日常描写なんかではなく、

 

普通の人間  普通の社会って何?

そうじゃない人っと、普通(平均)的人々との違いって何?

 

とか

マニュアル通りしか生きられない苦しみ(と言っても本人は苦と 捉えてない)

 

健常者と異常者との区別方法て何?

なにが正解で、何が不正解?

 

とかとか あれもこれも めっちゃ考えさせる凄本だったっす!

 

よくよく考えりゃあ

芥川賞などとるには、

どんだけ〜♪

背負い投げ〜♪

な  理由があって当然だわさ。

 

経験に基づくコンビニを題材に

いま ほとんどの人々が感じ始めてる、人生やら社会を生き抜く疲れ、つらさ、不条理を

 

こう云う文学作品として表現させた「力」ワザに

村田沙耶香と云う小説家に 脱帽する。

 

いや〜あ  文学の世界は やはり厳しい。

 

ワタシャには 芥川賞は やっぱ無理かも。

 

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。。。。

 

以下 6日に追記

主人公がコンビニ生活スタートの時、マニュアルを見ながら笑顔の練習を始めて うんぬんと書かれてある。

そこを読み、唐突に子供の頃を思い出した。

 

今でも自分は、変テコな人間だが、子供の頃は 

さらに変テコなガキで、

【自分の顔の表情に、つねに悩んでいた】

のである。

もちろん、自分独りの時でなく、何かの集まりで、親せき一同が集まった時や、学校とかで、何がしのグループの場に置かれた時。

こう云う時、どのような表情をすれば、場にふさわしいのか?

 

ってな感じで。

 

今で云えば

空気を読む

に、つながるのだろうか。

 

それで、視野に入った人の表情を盗み、

 

『あぁ ○○な表情が正解なのか』と

自分で納得させ、

 

それ風な表情で、一安心したのであった。

 

要するに、自分と云うモノは、なんら持って居なかったのだ。

 

そして、その変テコな癖は、高校まで引きずっていた。。。